勉強をしない子供のスマホやゲーム機を取り上げる意味ない説

どうも、カフェ犬です。

 

私は今、塾でアルバイトをしています。よく、携帯没収されたとか、ゲーム機を親に隠された捨てられたなんて話をよく聞きます。実際に私も小学生の時、モンハンをやりすぎて取り上げられましたし、中学生の時にはipodを没収されたことがあります。

 

没収が意味ない理由を自分の経験や実際に没収された子や友達の話から考察していきたいと思います。

 

第1の説

ほかの抜け道見つける説

 

例えば、スマホばかり見て勉強をしない子のスマホを取り上げるとしますよね。

そこで、多くの親や先生はこう思うんです。

 

「一番熱中して勉強の邪魔をしているスマホがなくなったし、べんきょうするようになるだろう」

 

はっきり言います。99%勉強しないです。

 

「そんなことない!うちの子はちゃんと勉強するようになったよ!」という人がいるかもしれませんが、ほんとにそうですか? 勉強している”フリ”ではないですか?

 

だいたいは机の前に座ってぼーっとしたり、ペンを真剣に見つめたり、椅子でクルクル回ってみたり。そして親が来る気配を感じ取るといかにも勉強してる感を出します。

勉強してないことがばれたらかえしてもらえなくなりますからね。

 

それから、親が家を留守にしているとタンスや引き出しいろいろなところを探し回り、スマホの在りかを泥棒のごとく一生懸命見つけようとします。

 

そして、見つけてしまったら最後、親がいないときに使い、帰ってきたら元の場所に戻す。そして、いかにも勉強しているかのように参考書を開き、ペンを持ち、うんうんとうなりながりら考えているフリをします。

 

そしてお母さんの一言「お!ちゃんと勉強してるじゃん」

「うん、やってるよ。気が散るからあっち行って」という会話が交わされることは間違いありません。

 

また、友達はスマホやゲーム機を持っているため、借りるため友達の家に頻繁に遊びに行くようになります。

 

つまり、取り上げられたところで勉強のほうに頭が行くより、どうやったらスマホが触れるか、ゲームができるかのほうに頭が行ってしまいます。

 

なので、最初のスマホやゲームがない状態とほぼ変わりません。

 

自分は没収されたときはですね。進研ゼミでパソコンでやる教材があったんですよ。だからその教材を開いておいて、別のタブでYOUTUBE見てましたしね。

で、親が来たら進研ゼミのタブに切り替える。

 

こんなんですからね、はっきり言って取り上げるくらいじゃ勉強するようにはならないです。

 

第2の説

依存症治らず、リバウンドする説

 

取り上げたらスマホ依存症治るだろうと思っている人いるとおもうんですが、そんなことはないです。ダイエットしようと好きなものを我慢して我慢して、痩せたらその反動でたくさん食べてしまってリバウンドするのと同じことがいえると思います。

 

スマホやりたいけど我慢して我慢して、いい成績とったからスマホを見まくって依存症の時と同じになってしまう。

 

ダイエットの時も我慢しながら好きな食べ物の考えてしまってる時点でダメなんです。

スマホも我慢しながらスマホのことを考えてる時点で依存症に戻ってしまうことはほぼ確定してるんです。

 

ほんとの意味で脱出できていないのでいくら没収しようと無駄ですね。

 

忘れようとしても毎日会う学校の友達、塾の友達はスマホを当たり前のように持っていて、昨日のラインのことや、youtubeの動画の内容、ソーシャルゲームの話を毎日毎日聞かなければなりません。忘れようにも会話の中心がスマホやゲームなので忘れることはできません。

 

第3の説

親子の仲悪くなる説

 

もはやスマホなんかは生活の一部となっています。今の30代、40代の親御さんはスマホのない時代を過ごしてきていますので、新しく出来たものでそんなものはなくても生きていけると思う人も多いと思います。

 

ただ、今の中高生、さらにちょっと前までは信じられませんでしたが、小学生まで当たり前のように生まれた時からスマホがある世代です。高校生くらいだとガラケースマホの切り替えくらいの年代だと思いますが、それより下はスマホは電子レンジやエアコンやテレビと同じように生活にあって当たり前のものだと感じていると思います。

 

また、LINEやスマホゲームなどで家にいても友達やネットで知らない人と会話をしたり、遊んだりするのが普通です。

 

そんな中でいきなりスマホを取り上げられたらどうでしょう。

外とのつながりを失われた気持ちになる子も多いのではないのでしょうか?

LINEで私がいない間に変なこと言われてないかな?とか今頃ほかのみんなは一緒に楽しくゲームやってるんだろうなぁという疎外感を感じます。

 

そりゃあ反発しますよね。だってスマホを失うことの不安がとても大きいんですから。

だけど、親の子供時代はそんなことはなかったのでそんな子供の気持ちに気づくはずもありません。

お互いの考えが食い違っているので、親子間での喧嘩が起こったりします。

 

第4の説

親が先に折れる説

 

子供に何かあったら心配だからと携帯を持たせる親御さんも多いはずです。なのに、自分でその連絡手段を断ってしまい、少ししてから不便だと感じる人も多いようです。

だから結局、「返すけど、しっかり勉強するように」って返してしまうんです。

自分で没収したのに自分が先に不便を感じてしまうとはなかなか皮肉なものですね。

 

 

まとめ

 

だいたいこれくらいですかね。

おそらくは勉強しない原因はスマホだろうって没収してしまうんですけど、そうではないようです。一つの原因ではありますが、それだけでは解決しません。

 

勉強しない根本的な理由は面白くないからですよ。だって、学校の勉強って面白くないじゃないですか。

なのに、周りに面白いものばかりがあふれかえっている。スマホの登場により、さらにいろいろなことができるようになってしまいましたからね...

 

スマホを取り上げるという行為は誰でもできますし、少し思考停止した行動かなと思います。そうする前に、勉強をしなきゃいけないと思わせるようなエピソードであったり、どうやったら楽しくできるなど考えてあげることが必要かと思います。

 

例えば、点数良かったら何も言ってないのに見せてきたり、逆に悪かったら全然見せないことってあるじゃないですか。

結構、みんな親に褒めてほしいし、認めてほしいんですよ。なので、褒めてあげたり、ご褒美を買ってあげるとかしたほうが次も頑張ろうと思えるので効果的なのではないかなぁと。